ソルト・リバーと用水路
5世紀ころからフェニックス一帯に定住していたホホカム・インディアンは、この地を流れるソルト・リバーの水を使って生活をした。彼等が石器を使って作り上げた用水路の数々は総計で850マイルにも及ぶほど大規模なものとなっていた。
ホホカム族が去って400年後にフェニックスに来た白人は、その用水路を再利用することで定住を可能としたのだ。しかし、このソルト・リバーは時に氾濫を起こして多大な被害を生む。一定の水量を確保して農業を営むためには、川の上流にダムを築く以外に良案はなかった。1889年にダムの予定地を探して一群の男達が馬に乗って、アリゾナ東部の山を登った。そこで彼等が見つけたダムの最良の地。これが現在のルーズベルト・ダムがある場所だ。1902年に米議会を通過したアメリカ開墾法によって、ソルト・リバー・バリー水利用者協会が創設された。これが現在のソルト・リバー・プロジェクト
(SRP)の前身。
その後、ソルト・リバーには数カ所のダムが建設され、バーデ・リバーにもダムが加えられて、水の確保と水力発電による電力の確保を可能とした。