厳しい太陽光線と乾燥した空気。昼夜の激しい温暖の差。こうした砂漠独特の環境の中を賢く、また逞しく生きている数々の動植物。何千年の間に培われてきた彼等のサバイバルの知恵は、私達人間の知識を遥かに超えて、見事な調和を作り上げてきた。
ナース・プラント(Nurse
Plant)とサワロ (Saguaro)
サワロは、ソノラ砂漠独特の大形サボテン。このサボテンのに穴を作って住み込む鳥や動物がいる。まさに、サワロは砂漠のホテルだ。
このサワロも成長するまで周囲から守られている。
まず、サワロの花に昆虫が引き寄せられ、授粉に大きな役を果たす。そして、実が成り種となる。種は、鳥やリス、ネズミ、コヨーテなどの動物にとって大事な食べ物だ。
この種を食べた鳥は、大きなパロバーデの木の枝に止まる。そして、排泄すると、種がそのまま大地に落ちる。大地に落ちた種は木の下なので、直射日光から守られる。やがれ、芽を出す。小さなサワロはこのパロベルデの木に守られて、成長する。このパロバーデをナース・プラントと呼び、まるで親が小さな子を守るような働きをする。